みなさんは【ディズニー・マイファインアート】という新しいカテゴリーの絵画を御存じでしょうか？ 本来は「子供向けのアニメーション作品」であるウォルトディズニーの登場人物や世界観を、ディズニースタジオの依頼だったり、ディズニースタジオや各国のディズニーランドがアーティストを指名し、その作家に作風をゆだね、自由な世界観で描かれた芸術作品の事です。

最近では、ディズニー公式ストアに紹介コーナーが出来たり、日本の有名画廊が作家名を挙げ「この作家以外が描いたものは非公式作品である」化のような表現を用い、作品証明書と共に高額で流通していたりします。

しかし本来、ウォルト・ディズニースタジオが【ディズニー・ファインアート】というカテゴリーを認めたのには、全く別の理由があったと言われます。

ウォルト・ディズニー自身は若手アニメーターに厳しい人だったようですが、彼の死後、経営を引き継いだジェフリー・カッツエンバーグは、若手画家やイラストレーターが生活の為に、路上などで油絵やアクリル画で描かれたミッキーマウスや人気のディズニーキャラクターを非合法で販売するの姿を見て、ウォルト・ディズニースタジオ自らが若手画家がディズニーキャラクターを自分でアレンジして描く事を認めたり、

ヒロ・ヤマガタやクリスチャンラッセンなどのように才能溢れる若手アーティストがディズニーキャラクターを作中に書くことを容認する代わりに、ディズニーキャラクターを単なるアニメキャラクターではなく、アートアイコンとして、さらに発展することを望みました。

今回ご紹介する白雪姫のお妃と、彼女が変装した魔女を描いた作品は、キャラクターが作者によってデフォルメやモチーフ書きされておらず、しっかりとアニメキャラクターをベースに書かれ、かつ、295枚限定の終了限定をされながらも、サインが簡素で作品保証書などが見当たらない事から、本作品は、日頃はキャラクターアシスタントや背景を描いている若手アニメーターに、芸術的な作品制作チャンスを与えるための作品か、チャリティー販売目的の制作絵画ではないかと思われます。

作品に目をやると、モノトーンで描かれた魔女とは対照的に、指輪の輝きまで描かれたお妃は、何としても今の地位を必死に守ろうとしているその心情までが描かれているような気がしてなりません。本来であれば、それなりの金額での販売になりますが、この絵の来歴と「この絵画も早く新しいところで飾ってあげて欲しい」という前オーナー様の御希望により、今回は特別価格にて販売させて頂きます。是非この機会を逃さずに、御自分のコレクションに加えてください。

商品状態：
A

サイズ：
縦：約44cm
横：約34cm

『額装サイズ』
縦：約64cm
横：約56cm
額厚さ：約2cm

※誤差はご容赦ください

付属品：
額装
展示ロープ
保存袋

制作技法：
リトグラフ

ダメージ箇所：
基本的には額装も新しく、変色等も無い状態ですが、中古品故の多少の傷や退色が見られる場合もございますので、その点は御理解いただければと思います。

※中古品ですので、記載のない僅かなダメージがある場合もあります。予めご了承ください。