織田広喜は「内閣総理大臣賞」「勲三等瑞宝章」「恩賜賞」「フランス政府芸術文化勲章」を受賞し、日本を代表する絵画展の二科展に26歳の若さで入選し、36歳の若さで二科会の会員に推薦され、2006年には二科会の理事長も務めた、絵画の世界では華やかな成功をおさめ、多くの人々に評価されてきた作家です。後の経歴だけを見れば華やかですが、実際には病気で倒れた父と、家計を助けるために、郵便局員や菓子店で働きながら、陶器工房の絵付けで収入を得て、5年間働いてお金を貯め、東京の日本美術学校に入学した苦労人です。そこで藤田嗣治や林武らに師事し、絵を学びました。

今回ご紹介する作品は、1960年に織田がフランスに渡った時に制作、または現地で下絵を描いて日本で作成したと思われるリトグラフで、素描に彩色したような独特の画風は、単純化されながらも、様々な作家の作風を影響を受けたと思われる、混沌とした意欲作になっています。リトグラフに「E.A」とサインがあるのは本来は、作家が「自分用」に保管するものに入れたサインで、ある意味限定刷りより貴重なものになります。

本来ならば、織田ほどの有名な作家の作品、自分保管用の特別作ならば、販売価格は50万円はくだらないと言われていますが、今回は弊社の絵画コーナーを応援したいという方から、特別な価格でお譲り戴いたので、弊社もお客様に、特別な価格でご提供させて頂きます。特別な作家の特別な作品を、この機会にぜひ、特別価格で手に入れてください。

商品状態：
BC

サイズ：
【本体サイズ】
縦：約36cm
横：約27.5cm
『額装入りサイズ』
縦：約56cm
横：約45cm
厚さ：1.5cm
※誤差はご容赦ください

付属品：
額
展示ロープ

制作技法：
リトグラフ

ダメージ箇所：
額に傷や汚れ、裏面に焼けはございますが、
絵画自体に傷みは無く、額装もそのまま展示可能な状態になっております。

※中古品ですので、記載のない僅かなダメージがある場合もあります。予めご了承ください。