これこそ、まさに、多くのお客様が【あ！この絵！どこかで見た事ある！】という絵画ではないかと思います。しかし、どこで見たのでしょうか？美術の教科書でしょうか？ネットでしょうか？TV番組でしょうか？

答えは【古い映画に出てくるポスター】です。ロートレックは、あくまで店の宣伝広告に過ぎなかった「ポスター」を、芸術にまで高めた第一人者で、後にハリウッド映画にもなった『ムーラン・ルージュ』の広告ポスターで世界的に有名になりました。他にも、海外では切手になったり、ワインのラベルに使われたり、日本の様々な広告でも使われてきました。

今回ご紹介する【デュヴァン・ジャポネ】という絵は、ロートレックのポスターの中でも日本で一番人気の限定復刻ポスターになります。
「日本の長椅子」という意味なのですが、1861年に舞踏室から改装建設され、現在もフランス・パリ市18区ピガール地区マルティール通り75番地に存在するコンサートスペース兼サロンが、1873年から1901年までの長きにわたり、内装を日本風に改装して営業されていた様子を描写し、1892年に発表されたポスターになります。

日本に例えると、帝国劇場のような劇場を、写真や外観の様子で紹介するのではなく、著名人の描写（女性が人気の踊り子ジャンヌ・アヴリル、男性が音楽評論家のエドゥワール・デンジャルダン、手袋の女性が人気歌手イヴェット・ギルベール）を描き、まるでその場に居合わせるかのような独特の描写で、見る物を世界観に誘います。額装付きで、このクオリティの品物がこの価格で出回る事は殆どありません。ぜひ、この機会に貴重な作品をお買い求めください。



商品状態：
BC

サイズ：
【本体サイズ】
縦：約65cm
横：約51cm
『額装入りサイズ』
縦：約83cm
横：約69.5cm
厚さ：約3cm
※誤差はご容赦ください


制作技法：
ポスター

ダメージ箇所：
額裏に焼けあり。

※中古品ですので、記載のない僅かなダメージがある場合もあります。予めご了承ください。